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《村雨》不完全で未完成でも、目標や自分を見失わなければ勝ち組な理由「火水未済」

鎌倉ほしよみ堂所属占い師コラボ企画

~ブログ編~

 

前回は、馬道東弥先生が

《許す》をテーマに書かれていました。

 

そこで出ていた卦が、

水火既済(すいかきせい)と火水未済(かすいびせい)。

 

易者の看板には

「地天泰」の卦の形を用いるのが

ポピュラーですが

中国の医者は

水火既済の形を看板にするといいます。

 

外卦が水で内卦が火になるので

「頭寒足熱」を表していて、

身体の状態として望ましいからです。

 

水火既済の形は初爻の陽、

二爻の陰と続き、

上爻まで順に、

陰陽交互にしかも正位置で並びます。

 

しかるべき場所に

納まるべきものが納まっているので隙がない。

 

これ以上手を加えることができない。

動きがない状態です。

がんじがらめとも言えますね。

 

 

許すことができるかと問うたときに

水火既済が出たのなら、

執着を捨てられるかが問題かもしれません。

 

その点、火水未済はまだまだ発展途上。

水火既済の裏卦でもあり綜卦でもありますが

腰を折られる感はあっても

全てを捨ててやり直す

という融通のきかなさはありません。

 

洋上の太陽でもありますから

目標がしっかりあれば

いくらでもやり直せるという含みがあります。

 

 

許す許さないというのは

自分の心のキャパシティですし

如何に隙間を作っておけるかという

日頃からの断捨離次第とも言えるでしょう。

 

 

さて、次回の執筆者は

KIKUちゃん先生です!

どうぞお楽しみに!

 

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