《KIKUちゃん》自分の決断に自信が持てない人へ【正義】
こんにちは。
鎌倉ほしよみ堂のKIKUちゃんです。
ブログでは、タロットが教えてくれる
ちょっと心が楽になる話を綴っています。
第三回目は
【正義】がでました。
誰しも生きていく上で
大なり小なり決断を迫られる場面があります。
その際、何を基準にして判断すれば良いのか。
この基準となるものが
「自身の正義」となります。
「正義」を辞書で調べると
「人として行うべき正しさ」と明記されています。
しかし、「人としての正しさ」とは
一体どういうことなのでしょうか。
「人としての正しさ」は
国、文化、宗教などの大きな枠組みから
個人レベルまで皆異なります。
倫理感や常識も時代によって変化するので
普遍的なものではありません。
そこに正解がないからこそ
それぞれの正義がぶつかりあい
争いが起きてしまいます。
「正義がぶつかる」なんて言うと
国同士や異なる宗教の争いを思い浮かべますが
実際は、家庭や職場、ネット上など
私たちの身の回りでも正しさの衝突は起きているので
決して他人事とは言えません。
時には「正しい」と信じた決断が
結果として思わぬ方向へと進み
摩擦を生むこともあるでしょう。
時には良かれと思った判断も
大切な人を傷つけてしまい
後悔することもあるでしょう。
「正しい選択をしたい」「失敗したくない」
と慎重に考えすぎて
なかなか決断できない場合もあります。
このように
判断基準となる「正義」に正解がないからこそ
決断することは非常に難しく
自信が持てなくても当然のことだと思います。
そんな自分の決断に自信が持てないあなたに
【正義】のカードが
決断する者の在り方を教えてくれています。
この人物は裁判官です。
女性ですが中性的に描かれています。
左手の天秤は均衡を保っています。
これは、どちらに偏ることもない
平等や公平さを表しています。
そして、右手の剣は英知を象徴し
裁判官は理性によって裁きを下すのです。
正しい道を切り開き、人々を導くその剣は
扱いを間違えると
人を傷つけてしまう諸刃の剣でもあります。
つまり、何かを決断する際は
必ず責任が伴うということがわかります。
このカードに描かれているように
天秤として目に見えればいいのですが
実際は、自分の考えがバランスを取れているのか
わかる明確な方法はありません。
難しいからといって考えることを放棄し
親、先生、世論など第三者がとなえる
「正しさ」に委ねてしまうと
無責任に剣を振り下ろすことはとても容易く
その力に魅入られてしまうものです。
「自分の下した判断は本当に正しかったのだろうか」
本当のことは誰にもわからない。
裁判官の厳しい表情は
その上で、剣を扱うための覚悟を感じます。
衣の赤い色は情熱を表すので
冷静さの裏には
「この世界をより良いものにしていきたい」
という熱い思いを秘めているのではないでしょうか。
「自分の判断に自信が持てなくてもいい。
大事なのは、覚悟を持って
その時の自分の最善を見つけだすことだ」と
【正義】のカードが教えてくているのです。
上手くいかない結果になったとしても
自信を責める必要はありません。
一生懸命考えて答え下した
その誠実ささえあれば大丈夫です。
その経験によって
次により良い選択ができるようになる
判断の材料が増えていくのですから。
それを「責任をとる」ということだと思うのです。
長い人類の歴史をみると
摩擦を繰り返し、改善を繰り返しながら
より良い方向へと変化してきました。
今は過去が築き上げた最善の時代であり
そして、さらなる最善への道の途中でもあるのです。
このことは
あなたの人生でも同じことが言えます。
自分の決断に自信がもてないあなたの心が
少しでも軽くなりますように。
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お待ちしております。
KIKUちゃん
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