《一文字村雨》 人生の有終の美を飾るには《身宮》というクローザーを知るべし
10代、20代の頃は、
その場のノリや勢いで行動して
後悔してしまう。
まあまあ、ありますよね。
もちろん、
そんな行動や思考のパターンは、
若年期に特有というつもりはありません。
むしろ、
個人のキャラクターによるところが大きいです。
ではその個性というと
《紫微斗数》
で言うところの
《命宮》
に入る14の主星が
よく表しています。
それらの星が入り混じることで
個性や行動様式は変化します。
かくいう私も
基本的にはノリと閃きで
生きてきた類の人間です。
というのも、
私の場合は《命宮》に貪狼星が独主していて
いわゆる《殺破狼》タイプなのです。
このタイプは刹那的、衝動的で
フットワークの軽さが身上
といった感じです。
振り返ってみるに
思いつきで生きてきて、
それじゃあ後悔が多いかというと
そうでもない。
この実感は、
14主星以外の星の組み合わせによるのですが
今回、その話題は置いておきましょう。
今回のテーマは
人生も半ばに差し掛かると、ふとこのままでいいのか
という思いが過る話になります。
紫微斗数には《命宮》に対して
《身宮》という概念があります。
《命宮》には、その人の
根本的な価値観や趣味嗜好、
行動様式が現れています。
一方の《身宮》は
人生の後半期に現れる価値観が示されています。
いわば《命宮》の性格に
《身宮》の性格が加味される訳ですが
人によっては《命宮》と《身宮》が同じ場合もあります。
そうなると、
良くも悪くも
『三つ子の魂百まで』
となる訳です。
その《身宮》の影響が出始めるのが、
30代から40代ころと言われています。
私の場合だと、
ちょうど東日本大震災がありました。
東京でも被害があり、電車も止まりました。
大渋滞をかいくぐって、
都心部に弟を迎えに行き、
歩道を埋め尽くす帰宅者の姿に衝撃を受けたのは
今でも忘れません。
その後、被災地を訪れる機会もあり
30代半ばを過ぎてから
徐々に価値観がアップデートされていきました。
《身宮》の影響が強く出始める時期と相まって
今の仕事に繋がる流れに入ったのです。
20代までは勢い任せで
若さでなんとか乗り切れた。
それなりに満足だった。
そして結婚して、子供も大きくなった。
それなりの立場になって余裕が出来た。
そんな時期に差し掛かって
今までどう生きてきて、
これからどう生きるべきか。
ふとそんな思いを抱くのが、中年期でしょう。
《身宮》は生来の価値観の変化や上積みだけでなく
最終的に自分はどうなりたいのか、
という人生のビジョンや
目的達成への意欲が現れているので、
実はかなり重要な事柄を知る事ができるのです。
今まで通りの生き方がしっくりくる。
新しい生き方を模索してみたい。
全くビジョンが湧かなくて不安。
様々な方がいると思いますが、
やはり有終の美を飾るべく
行動していくのがベターでしょう。
つまるところ
より豊かに暮らしていくためのライフハック──
それが《紫微斗数占い》なのです。
令和の世に至るまで、
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皆さんも是非活用なさってください。
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一文字 村雨
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