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《一文字村雨》 花見をしないなんて、見逃し三振するようなものと言える理由

めっきり春らしくなってきました。

 

関東の平野部では4月並の気温が続いていて──

というとお天気ニュースみたいですが

いかがお過ごしでしょうか。

 

コロナで中々行けなかったけれど

今年は花見に行こうかな

という方もいらっしゃることでしょう。

 

現代人の我々からすると

《花見》

と言えばいわずもがなで

《桜》

ですよね。

それもソメイヨシノの桜並木を思い起こすはず。

 

しかし、そもそも花見といえば《梅》でした。

 

古くから和歌の題材として愛されていて

万葉集には梅の歌が110首詠まれています。

対して桜の歌は梅に及ばないまでも

43首収められています。

 

平安時代になると

桜を好んだ嵯峨天皇が花見を催しました。

宴としての桜の花見はこれが最初と言われています。

 

時代が下るにつれて、

桜の花見は

貴族から武家大名へと広まって

江戸時代になると

庶民も楽しめるようになりました。

 

令和の時代に至るまで、こよなく愛され

世代を問わず浸透している桜の花。

 

これほど浸透した背景は

そもそも、

桜は稲作と密接に結びついていたから

と言われています。

 

《サクラ》とは

 

田の神を表す《サ》の神が田に降り給う座《クラ》

 

なのです。

 

皐月や早乙女の《サ》という言葉が

田の神や田植えを表すのと同じ意味合いなんですね。

 

かつてはヤマザクラが主流でした。

そのヤマザクラの開花は

苗をつくり、田植えの準備に取りかかる合図でした。

 

田植えの時期を教えてくれるサクラ。

その根元に降りてきた神を

花とともに饗応する。

 

そんな農耕儀礼に

花見の源流があるようです。

 

この例からしても

桜は神霊を宿すに相応しい

と見なされてきたのは想像に難くないですが

端的に示すのは、富士山に祀られる

 

《コノハナサクヤヒメノミコト》

 

ですね。

 

桜を象徴する女神様であり

清廉さや内面から溢れ出る美しさの象徴

でもあります。

 

つきつめれば

桜に限らず、他の植物の《花》という器官は

ある宿命を帯びています。

 

つまり、子孫を残し世代を《更新》するために

受粉の媒介者を《引き寄せる》という役目がある訳です。

 

《花》は、蝶や蜂にとどまらず、

その美しさや香りで、人間ですら引き寄せます。

それだけの《力》があるといえますよね。

 

強大な《力》があるモノは、

邪を払い、魔を討つと考えるのは自然な成り行きです。

 

事実、美しく咲き誇る花々は

鬱々として気分を吹き飛ばし

華やかな気持ちへとリフレッシュさせてくれます。

 

ここに厄除け開運という意味で

《花》の真価があるのです。

 

穢れを払う《花》の例えでいえば

毎年霜月に行われる

奥三河の《花祭り》があります。

 

《花祭り》の内実は湯立神楽のことで

魂振(タマフリ)と魂鎮(タマシズメ)によって

穢れた(気枯れた)魂を蘇らせ

新年に備える儀式なのです。

 

この祭りにあえて《花》とつくのは

折々の花々の持つ霊力にあやかるため

と言えそうです。

 

ですので、厄除け開運するためにも

これからの季節、積極的に花見にいくべきです。

 

何度行ってもいいと思います。

 

咲き始めはエネルギーが迸っています。

タロットのエースのようなイメージですね。

自分の前途を祝う気持ちを乗せて、楽しむといいでしょう。

 

花の盛りの頃は

爛漫な美しさを花と共に喜び愛でて慈しみ

 

散り際には邪な気を託して払う

そんな楽しみ方が理想的だと思います。

 

ここでさらに開運力を増やすなら

紫微斗数の秘伝飛星術を駆使するのがオススメ。

飛躍的に厄除け開運効果を高めることができますよ。

 

ポイントは

 

《化禄が飛ぶ方位》

 

へ花見に行く。それだけです。

 

特に今年は

《貪狼星》

の坐す方位へ花見にいくと

とてもよいと思います。

 

さらには、その方位に浅間神社があって桜を楽しめれば完璧ですね。

もちろん、神様へのご挨拶は忘れずに。

 

方位については、ご自身でもほしよみシステムを使えば分かりますし

よく分からなければ、鑑定のついでお尋ねくださいね。

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