不運と上手に付き合うには 遊び心を忘れずに
人それぞれ、大小はあるにしても
自分の望みが
どうにも叶わない時期ってありますよね。
八方塞がりという状況下では
フラストレーションも溜まりますし
絶望的な気持ちになりがちです。
《果報は寝て待て》の構えで
今まで休めなかった分、たっぷり寝られるじゃん!
くらいのマインドの方がいっそ清々しいですよね。
もっともこれは
今までしっかり種をまいて育ててある場合ですが。
八方塞がりほど極端ではなければ
望みが絶たれたとはいえ
数ある《道》が
いくらか通行止めになったくらいの話です。
他の道はどこかにありませんか?
塞がった道を開通させるには、何が必要ですか?
邪魔を取り除く方法は?
問題へのアプローチが
誤っていたのかもしれませんし
正面から解決するには
自分の力量が足りないのかもしれない。
必要なのは
前向きに現実を受け入れることですが
短期的な視点としては
邪魔なもの、望まぬものを
強がりでもはったりだとしても
ポジティブな言葉で言い換えてみる
というのが有効でしょう。
これは何を期待しているかというと
視点や価値観を動かして
気持ちに余裕や遊びをつくること。
つまり、縮こまった心を解して
余白をつくるのです。
例えば、
大学受験に失敗したけれど
もっといい大学を目指すための
準備期間が手に入ったと思い直したり
投資で失敗したが、勉強代だと割り切ることで
損切りの大切さを学んだとか。
あるいは
絶望を強く感じる経験に失恋がありますよね。
失恋は
自分から差し出した真心が
否定されるわけで
周囲の言葉や状況によって
望みが絶たれる《絶望》とは
少し趣が異なります。
いずれにしても、
肝に銘じるとすれば
不遇な状況は
今までの行いの結果であること。
大前提として、
自分の分際を超えた行為を
積み重ねてきたなら、
それがもたらす絶望は
すなわち破滅です。
精算しなければ
先に進むことはできないのは
言うまでもないでしょう。
ともあれ
問題解決や願望成就への近道を諦めて
いったん開き直ったときこそ
天啓が降りてくるものです。
地面にしっかりと腰をおろして
周りを観て、天の広さを実感できれば
クールダウンできるはず。
絶望を感じているのなら
まだあなたは生きているんです。
まして心はすぐにでも動くはずです。
一見塞がった道を切り開くにしろ
新たな可能性を模索するにも
もっとも大事なのは
打算では無く、時機に応じた
あなたの本心であり誠心なのです。
一文字 村雨
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