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《冬月 希和》あなたは幸せですか?

「幸せを感じるのはどんな時?」
身近な人に聞いた事があった。

 

ライブに行った時。
彼と待合わせしてる時。
湯船に浸かった瞬間。
旅行に出発した車中。
洋服を買った日
・・・・・

どれも日常によくある事である。

共通している事は
あっという間に終わる事。

幸せは長くは続かないとよく聞くが、本当にそうだと思う。
数分だったり長くても数時間だ…。

ライブという非日常空間が終われば現実に戻る。
彼と会う直前が盛上り、後は下がる。
風呂から上がったら終わり。
旅も行きはよいよい帰りはこわいパターン。
服を着る初日がピークでその後どんどん飽きてくる。

きっと幸せは手に入れようとする瞬間が最高で長く続かないものなのだ。

とっても残念な事だけれど
仕方がない。

夫が亡くなった後暫く食欲がわかない女性がいた。

子供たちが無理矢理お寿司を食べに連れ出し「あ、美味しい!生きて食べられる事は幸せなんだと思った」と言った。

私の母の事である。

幸せとは「幸せじゃない時」が、ないとそれが幸せであるとは中々気付かないものなのかもしれない。

 

不幸との比較で、自分が意識的に作り出していくのがきっと「幸せ」

というものなんだろう。

 

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