《冬月 希和》一人暮し
24時間どこを向いても自分の空気で埋まっているのが一人暮しである。
何をしても誰にもみられてない空間。
空気の流れも時間の流れも全て自分で作っていける。
「早く結婚しなさい!」
といつも親にいわれてるの、という知り合いがいた。
一人暮しはきっと淋しいに違いないと中々実家を出られないでいたが、兄の結婚でお嫁さんが同居するタイミングで実家を出たのだ。
淋しがってるかと思いきや
意外な返事が返ってきた。
「親元にいる時よりもむしろ孤独を感じなくなった」
へーそうなのか。
長女として大切にはされていたが、結婚を追い立てられ居場所がない気がしてた。
自分でも社会人として数年経っていて
「自分の人生」を真剣に考えなくてはいけないとは思いつつも逆らって実家にいた。
だから家族と団らんしていても何となく収まりが悪く、
見えない孤独が心にあった気がしてたのだと。
一人暮しが全く淋しくないと言ったらウソになる。
恋人がいない休日の夜がもの悲しく、親元では気付かなかった別な孤独感。
だから今早寝早起きをして夜一人になる時間を減らす工夫をしていると言う。
日が出ている時は気分も明るくなれる。
10人いれば10通りの生活スタイルがある。
一人暮しをする事で
実家という所を客観的に見ることが出来たり
自分でも気が付かなかった
自分自身の事がわかるのかもしれないですよね😃
あなたはいかがですか?
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冬月 希和
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