《冬月 希和》恋人からの連絡を待つ事
そし
「今日はちょっと用があるの」
かつて携帯が普及してなかった時代は、かかってくるかどうかわからない彼氏の電話を自宅で待っていた。
同僚のご飯の誘いを断って早々に帰宅しなければならなかったのだ。
昔の女性は家にいなければ電話をとれなかったから、彼から電話がなかったのは
家にいなかったせいにもできた。
しかし今の女性はどこででも電話が取れてしまうし、繋がらなくてもLINEやメールがあるため
何の言い訳も出来ない。
今と昔、一体どちらがより辛いのか?
いや、どちらにせよ恋人からの不定期便な連絡を待つ事はいつの時代でもとても辛い待機なのだ。
1000年も前の源氏物語だって待つ女性の辛さが伝わってくる。
女同士のお喋りとは違う彼との会話は
「用件はないが愛を確かめる」という重要な目的があるのだ。
会っている時は優しいのに
電話では冷たい声。
恋愛中の電話にはなぜか悩まされるものなのだ。
だから解放されるためには
電話を、待たない恋愛をするしかない。
マメではない男性に惚れてしまったらなおの事。
連絡を待たないと決めてしまうのもいいかもしれない。
「又連絡するよ!」
という男の言葉は半分聞き流す。
電話やLINEで愛情は確かめない。
恋愛で日常を無駄にしない。
心を乱されないようにしようと決めてみよう。
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冬月 希和
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