《冬月 希和》散る桜 残る桜も 散る桜🌸
私の住む関東の桜はもう終わりであり少し寂しい。
ガンを患っている友人がいる。
一時悲観していた時期があったが次第に考え方に変化がおきているのを言葉のやり取りで感じた。
「ガンを患うことがなければ、生きる事のありがたさも知らずに人生を終えていたかもしれない。
命というものに意識を向けることなく死んでいたかも。
だから今では、むしろガンを患ったことを有り難いことだとさえ思えるの」
幸福や不幸といった概念が
いかにあやふやなものであるかを思い知らされた。
誰もが、生きて死ぬのである。
1年後の死は不幸で、10年後の死は幸福かといえば、そんなわけはないだろう。
「散る桜 残る桜も 散る桜🌸」
良寛様が残した辞世の句。
人間は死から逃れることはできない。必ず散りゆくこの命とは何なのかを考えさせられ
潔さも伝わってくる。
年に一度、桜が咲く時期にしか会わない友人。
来年も又一緒に桜を眺めようね😌
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冬月 希和
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