《冬月 希和》相手の言葉の裏を読み遠慮する事って難しい💦
人の家を訪ねた時「あがっていかれたら?」と言われたら
ではお言葉に甘えて…とそのままお邪魔するだろうか?
京都では2度目迄は社交辞令だから遠慮しなければならないと聞いた事がある。
その辺りはどうなのかなと、ふと疑問に思った事があった。
京都出身の友人に確認したところ
皆が皆そうではないが
中には遠慮がちにしないと「図々しいお方…」と思われかねない場合もあると言っていた。
誇り高き京都では、一般的な遠慮とはレベルが違うのかもしれない。
又、一見さんお断りも意地悪なのではなく歴史上、京都は外から攻められる事が多い都だった事から
相手の心が本当に読めるまでは家に招き入れるのは不安がある想いがあったという事。
三度遠慮すればさすがに敵ではないだろう…という事から来てるのよと教えてくれた。
事情がわかると、そうか、なるほどと思えてくる。
どうぞお先に。いえいえお先にどうぞ。まぁそう言わずに…。
などのタクシー乗り場での譲合いも、度が過ぎる前にどちらかが先にとっとと折れれば良いだけの事。
京都風の遠慮の行き来の技も楽しめたら面白いのかもしれないと思った。
その友人を含めた数人でタクシーに乗った時の事。
友人は遠慮がちにひっそりと運転席の隣に座り、支払いも終えていた…
さすが!!
いい人を越え、何だかとても美しい人だなと感心してしまった…
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冬月 希和
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