4月14日(日) 鎌倉、春の風物詩が5年ぶりに開催されます!
この春、鎌倉へ観光旅行を計画中の方に朗報です!
コロナ禍で自粛していたそうですが
今年は5年ぶりに、
鎌倉市観光協会主催の
春の風物詩が帰ってくるとのこと。
「静の舞」をはじめ
「行列巡行」、「野点」が開催されます。
「行列巡行」は4月14日(日)10時より
若宮大路で催されます。
鎌倉ほしよみ堂のある《置石町》の
お神輿やお囃子をはじめ
今年放映のアニメ
『逃げ上手の若君』出演の声優さんも
行列に加わるとか。
「静の舞」は同日15時から
鶴岡八幡宮の舞殿で開演とのこと。
これは鎌倉時代の悲話にちなんだ催しです。
実の兄である将軍・源頼朝に
反逆者の烙印を押され
鎌倉を追われた源義経。
義経の最愛の人であった白拍子・静御前は
頼朝の命で鎌倉に召し出されます。
義経の行方を答えない静御前に
頼朝とその妻・政子は
鶴岡八幡宮での舞を所望します。
身重だった静御前が舞をしくじれば
それを理由に処刑するのが真意であったとか。
その逆境を
静御前は見事に乗り切り
将軍夫妻の前で、
義経を偲ぶ歌をうたいます。
『しづやしづ しづのをだまきくりかえし
昔を今に なすよしもがな』
自分の名を呼んだ義経が
輝かしかった頃に戻りたい
という意味で
当然、頼朝は激怒するのですが
妻・政子はかつての自分と重ね
頼朝をなだめ、
静御前は難を逃れたのでした。
その後、
静御前は男子を産み落とします。
しかし、
将来の禍根となることを恐れた幕府は
赤子を由比ヶ浜の海に沈めて殺してしまうのでした。
こうして、
傷心の静御前は
京都に帰されるのですが
彼女のその後を知る者はいない……
という悲話が今日にも語り継がれ
古都・鎌倉の春の風物詩として再現されます。
足を運んでみてはいかがでしょうか。
一文字 村雨
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