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《村雨》カタツムリがもっとも似合う 北鎌倉・明月院

沖縄は早くも梅雨入りですし

台風1号の便りもある今日この頃。

 

ちょっと憂鬱な梅雨の季節到来ですが

ジメジメした空気に寄り添うような花といえば

《紫陽花》ですよね。

 

 

鎌倉には紫陽花の名所も多いですが

名実ともにその筆頭は

《明月院》(めいげついん)でしょう。

 

JRの北鎌倉駅から歩いて約10分。

紫陽花の時期になると

大勢の観光客で賑わいます。

6月中は明月院前の道路が

車両通行止めになるほどです。

 

ハイシーズンの混み合いは

ちょっと引くくらいですが

多少の犠牲はやむを得ないというか

それだけの価値があります。

 

やはり一度はしっとりと露にぬれた

《明月院ブルー》と呼ばれる紫陽花を

堪能するべきだと思います。

 

 

とはいえ

今でこそ紫陽花で有名ですが

拍子抜けするようなきっかけから

現在に至るようです。

 

明月院で紫陽花を植えるようになったのは

戦後になってからだそうです。

 

戦後の混乱期は

物資や人出が不足して

参道の整備が追いつかなかったといいます。

 

そこで

境内順路と庭を区別する杭の代わりに

《比較的手が掛からない》という理由で

紫陽花を植えたのだそう。

 

いわば、

苦肉の策で植えられた紫陽花は

今ではすっかり鎌倉の梅雨の風物詩となり

時事の便りとして

ニュースで取り上げられるほどになっています。

 

 

明月院は正式にいうと

福源山明月院(ふくげんざんめいげついん)。

開山は平安時代後期のころと言われます。

 

平治の乱で亡くなった山内首藤俊通(やまうちすどうとしみち)の

菩提を弔うため、明月『庵』が開基されたのが始まりとのこと。

 

元々は禅興寺の中の塔頭のひとつでしたが、

本体の禅興寺は明治の初めに廃絶し、明月院だけが残って現在に至ります。

 

 

紫陽花だけでなく、本堂内には有名な丸窓があります。

この『悟りの窓』で切り取られた四季折々の風景は

鎌倉内でも絶景と呼ばれますので

ぜひ観賞してみてください。

 

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