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《村雨》十二神将が北条義時の災難を祓った 鎌倉・二階堂の覚園寺

鎌倉で紫陽花といえば

《明月院》と《長谷寺》が有名です。

ただ、ハイシーズンともなると

観光客で混雑必至。

 

なので今回は

穴場スポットをご紹介しちゃいます。

 

鎌倉駅からだと徒歩約30分。

鶴岡八幡宮の北東、

薬師堂ヶ谷と呼ばれる谷戸の奥にある

《覚園寺》(かくおんじ)です。

 

この時期、長時間の徒歩は辛いという方は

駅東口から鎌倉宮までバスに乗り、

徒歩10分ほどで到着です。

 

谷戸の一番奥に境内があるので

雰囲気はとても落ち着いています。

さらに、自然が保護され残っているので

昔の鎌倉の面影が色濃い地域でもあります。

 

境内でゆっくりと紫陽花を愛でるその前に、

しっかりお詣りもしてくださいね。

 

実は覚園寺、

災難避けの御利益があることでも有名なんです。

 

 

覚園寺は真言宗泉涌寺派のお寺で

ご本尊は薬師三尊。

鎌倉幕府執権を務めた

北条家歴代の尊崇を集めました。

 

というのも、

2代執権、北条義時(ほうじょうよしとき)の

難を救ったと伝わるからです。

 

北条義時といえば

俳優の小栗旬が演じた

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公。

 

『吾妻鏡』や『覚園寺縁起』によれば、

建保6年(1218年)、

北条義時が3代将軍源実朝の鶴岡八幡宮参拝に従った後、

夢枕に薬師十二神将の《戌神》が現れ、

こう告げたといいます。

 

『今年は無事だったが、来年の参拝には供奉するな』

 

驚いた義時は、

薬師十二神将の加護を得ようと薬師堂を建て、

これが覚園寺の起源になったのです。

 

その翌年、

鶴岡八幡宮で将軍実朝の

右大臣拝賀式典がありました。

 

立場上、北条義時も従いましたが、八幡宮の楼門で

夢枕の戌神を彷彿とさせる白い犬を見て動揺。

 

供奉の役を源仲章に代わってもらったところ

将軍実朝は代役もろとも、大銀杏に隠れていた甥の公暁に

斬殺されてしまったのです。

 

戌神が白い犬に姿を変えて、

災いから護ってくれたと悟った義時は

以後尊崇を深めたといいます。

 

湿度が高まるこの季節、

伝説にご縁を感じたら

覚園寺で身も心もリフレッシュしてはいかがでしょう。

 

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