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《村雨》意外と知らない鎌倉発祥○○汁 北鎌倉・建長寺

鎌倉名物といったら、何を思い浮かべますか?

鳩サブレー、クルミッ子、シラス干し。

メジャーどころでは、この辺りでしょうか。

 

ほかにも、鎌倉野菜など色々あると思いますが

実は《けんちん汁》も、鎌倉の名物、というか

鎌倉発祥の料理と言われています。

 

初耳の方にざっくりいうと、

味付けは醤油ベースが基本形の

豚肉抜き豚汁。

それが、けんちん汁です。

 

こちらは、北鎌倉の建長寺(けんちょうじ)が発祥の

精進料理とされていて、

名前の由来も、

一説には“建長寺汁”が訛ったもの

とされています。

 

けんちん汁で特徴的なのが

豆腐をもみつぶして入れること。

 

このレシピのルーツと建長寺との間には

こんな言い伝えが残っています。

 

 

その昔、お寺近くの住人が、建長寺を開いたお坊さん──

大覚禅師に1丁の豆腐を寄進しました。

 

禅師は、私ひとりで食すのは仏祖に申しわけがない──

と、建長寺の食事係である典座(てんぞ)に

その豆腐を渡しました。

 

典座は、どうすれば700人ほどもの修行僧に

いきわたるかを思案したあげく、

汁に豆腐をもみつぶして入れることにした──

 

これが《けんちん汁》として、

現代まで伝わっているのです。

 

建長寺は臨済宗建長寺派の大本山。

正式には巨福山建長興国禅寺(こふくさんけんちょうこうこくぜんじ)といいます。

 

山門(三門)、仏殿、法堂、唐門、方丈、半僧坊。

重要文化財など見所はたくさんありますが、

参拝でお腹が空いたら、建長寺公認の直伝《けんちん汁》を

入り口近くの『点心庵』で召し上がってはいかがでしょう。

 

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今回の記事はいかがでしたでしょうか。

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