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《村雨》そこに至るまでの道程が大事 瑞泉寺の庭園

鎌倉には有名な庭園が

いくつか点在しています。

 

建長寺の庭園や旧華頂宮邸の西洋庭園などなど

両手に余りますが、

今回は個人的にお気に入りの

瑞泉寺(ずいせんじ)をご紹介します。

 

徒歩でいくと、鎌倉駅からは40分。

最近の酷暑では厳しいですが

鎌倉宮までバスを使えば、

そこから徒歩15分。

 

谷戸の奥に位置しているので

海岸沿いとは違い

海風がなかなか入ってきませんが

木陰も多いので、

ゆっくり散策するといいでしょう。

 

石段を登って境内を抜け、

本堂の裏手にまわりましょう。

 

谷戸の奥へ奥へと入っていって

唐突に現れる開けた空間には

岩盤を削って築かれた庭園が出現します。

 

瑞泉寺開山の夢窓疎石師によって築かれた

国の名勝に指定されている

ダイナミックな庭園です。

 

夢窓疎石師は

円覚寺開山である無学祖元の孫弟子で

円覚寺、南禅寺、浄智寺など五山の住職を歴任した人物。

 

また、後醍醐天皇はじめ南北両朝の帝から

七つもの国師の号を賜ったことから、

「七朝の帝師」と称えられました。

 

さらに、

夢窓国師は優れた作庭家という一面も持っていて、

国師が作庭した

美濃の虎渓山永保寺や甲斐の恵林寺

京の天龍寺

苔寺の名で知られる西芳寺の庭園は、

瑞泉寺の庭園ともども、国の特別名勝・名勝に指定されています。

 

瑞泉寺は、鎌倉市二階堂にある臨済宗円覚寺派の寺院で

山号は錦屏山(きんぺいさん)。

この「錦屏山」は、

四季の景色が屏風の絵を見るように美しいことが由縁といいます。

 

百聞は一見にしかず。

ぜひ一度足を運んでみるのをオススメします。

 

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今回の記事はいかがでしたでしょうか。

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