《村雨》綜卦という見方でより多角的に物事を俯瞰する「山沢損と風雷益」
鎌倉ほしよみ堂所属占い師コラボ企画
~ブログ編~
風雷益(ふうらいえき)と山沢損(さんたくそん)
大成卦の順番でいうと
山沢損から風雷益という順番です。
実は、
この順番にも
しっかり意味があります。
損(陰)が極まって
益(陽)に変わるという含みもありますし
山沢損と風雷益は綜卦という関係でもあるのです。
山沢損の初爻から上爻まで
180度ひっくり返すと
風雷益になります。
これを綜卦といいます。
つまり、
視点をずらせば
印象が真逆になる好例でもあるわけです。
あなたに山沢損と出れば、
相手は風雷益となっているということ。
自分が損していれば、相手は得している。
その逆もしかりです。
どうすれば物事がうまくいくか
ということについて、
示唆を含んだ卦でもあります。
山沢損なら損して得取れというように、
まずじぶんから差し出せば、
長期的には益になって返ってきます。
風雷益は相手が損して与えてくれますが、
タイミングをみて、
じぶんから動くことによってさらに利益が増す
という感じです。
両者ともに、
動機は違いますが
自ら動くという教えが含まれていて
視点が長期なのか短期の方が吉なのか
という違いが明瞭に出てきます。
さて、次回の執筆者は
キーナ先生です!
どうぞお楽しみに!
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一文字 村雨
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