《一文字村雨》恋愛の極意【自分磨き】について、大事なことをお伝えします
占いに興味があって、鑑定を受けた経験がある方、
特に恋愛についてのご相談が多ければ、
『今は自分を磨いた方がよい』
なんて言われた経験があると思います。
確かに、鑑定の結果いかんでは
そのようにお伝えすることもありますし、
逆にお客様から、自分磨きを頑張ればいいですよね?
と尋ねられたりもします。
仰る通りなんですが、ここで今一度
《自分磨き》とは何なのかという理解を
深めて頂きたいと思います。
恋愛に関する鑑定結果で、
占い師が言う自分を磨けという意図は2通りあります。
ひとつは、ぶっちゃけた話、恋愛そのものから
目を逸らさせる為の方便です。
依存的だったり、執着が強すぎたりするので、
冷却期間をそれとなくサジェストしています。
ふたつ目は、自分から相手に惜しみなく与えられるようになれば、
相手から気持ちが返ってくるようになるから、
自分を磨いてみては? とお伝えしている場合です。
恋愛において、自分の気持ちに気付いて欲しい、相手に応えて欲しい
というのはごく当たり前の感情の動きです。
いきなり相手に愛情を要求しても、欲しいだけなら相手にされないし
あまつさえ逃げられたりもするでしょう。
それがほぼ顔見知り程度の関係なら尚のことですし、
夫婦の間柄でさえ否定的な感情が芽生えることはあります。
特に、そこまで関係性が深くない場合は、
求める前にまずは見返りすら度外視して与えてみるべきです。
与えるというのは、好意を伝えるよりも、
相手がして欲しいと思うことを
先回りして手渡してみることです。
期待をせずに、相手の反応に一喜一憂せず尽くしていると
そのうち相手は自分から好意を返してくれるはずです。
(全く手応えが無ければ、相手の方が一枚も二枚も上手かもしれませんが……)
ともあれ、そうは言っても相手に尽くす、
欲しいと思うことを先回りするなんて、
そこまで私は気が利かないし器用でもない、
だから出来ないと思うかもしれません。
確かに、相手を察するような能力は、有った方が有利です。
しかし、大事なのは好意を継続させる持久力なのです。
タフネスさと言ってもいいかもしれません。
何かを与えるということは、自分に余裕がなければ出来ません。
少なくとも、持続していかない。
例えば、金脈を求めて坑道を掘り続けても、
継続しなければ、金塊のほんの数メートル目前で諦めてしまう、
そんなこともあるでしょう。
では、継続する為には何が必要かと言えば、
つまりは余裕が大事ということになります。
それは、お金だったり、時間だったり、
自信、ひいては自己肯定感だったりします。
それが不足しているなら、増やしましょう。
仕事に邁進して、エステにも行きましょう。旅行だっていいですね。
美味しいもの食べて、映画を見て完成を磨きましょう。
これが《自分磨き》なのです。
これはこれで享楽ですから、手段が目的に置き換わってしまいがちです。
だから本来の目的を忘れずに。
心身ともに余裕を持つことで、相手に愛を与えられるようになる為に
《自分磨き》を楽しみましょう。
一文字 村雨
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