直感力を磨くために 必要な心構えとは? 前編
占い鑑定の結果や
オラクルカードを引いてみて
《直感を信じよ》
と言われても
簡単に言ってくれるよねって
思いませんか?
ほとんどの方がうまく掴めなかったり
結局どうすればいいの?
というのが正直なところでしょう。
今回はそんな方の為に
直感の掴み方、捉え方、受け止め方
について、前編として
書いてみようと思います。
後編では、もうちょっと踏み込んで、
直感すなわち閃きと
アイデアを比べることで
斬新さを求め
日夜悪戦苦闘している
クリエイターや起業家の方
あるいはそれを目指している人の
一助になれたら幸いです。
《閃き》は《アイデア》と同義のように語られますが
実際は似て非なるもの。
閃きとは直感であり、
インスピレーションであって
単なる思いつきのこと。
アイデアとはその思いつきを
ブラッシュアップすることです。
両者の関係性に焦点を当てれば
閃きはアイデアをアイデアたらしめる骨子
といえるかもしれません。
《閃き》とは
疲れていたり
頭が働いていないときに
脈絡も無く浮かぶ
残像のようなもの。
脈絡の無さで言えば、
夢に近いと言えますが
どちらも自分の無意識との境界線で
浮き沈みしているものとも言えるでしょう。
《閃き》は身構えている内に
訪れることはありません。
例え待ち構えていても
両手の隙間から逃げていくもの。
別の言い方をすれば
泡のように沸いては消える《閃き》は
取るに足らない物として
理性が素通りさせてしまうから
明確な言語化が難しいとも言えるでしょう。
この《逃がした魚》が
良質なアイデアの原石、
いわば、《最適解の卵》であることが多いのです。
そして、
アイデアを斬新たらしめる最大の要因は
この無垢な《閃き》によるのです。
浮かび上がった一瞬の姿を描写できたら、
《閃き》は手に入るのですが
せいぜいできるとしたら、
走り書きでもなんでも
正誤や善悪関係無く
アウトプットするしかありません。
実はこのフロー、
占い師は意図的にやっているんですね。
依頼人の心情や背景とリンクして
深く潜り込むことで
浮かんでくるビジョンを伝えているんです。
あるいは創作や研究もそうです。
作品世界そのものにのめり込んだり
先行研究やデータの海に沈んでいく姿勢。
言ってしまえば
没頭するという状況が鍵な訳です。
集中ではなく《没頭》です。
没頭状態のとき、なんとなく出てきたフレーズやビジョン
あるいはメロディかもしれませんが
それが閃きであり直感なのです。
それをただありのままに口に出す。
そこで初めて輪郭を得て、脳が知覚し
認識できる形になっていくのです。
《後編》に続く
一文字 村雨
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